ルーフレールに白いシミが出てきたこと、ありませんか?
それはシミではなく、白錆(はくさび)。突如として現れる白錆には、オーナーの方々も驚いてしまいますよね。そんなお悩みを抱えている方のために、CX-8のルーフレールに発生する白錆の対策や除去方法についてご説明します。
この記事の内容
CX-8のルーフレール白錆の原因とは
マツダのルーフレールはアルミニウムでできています。アルミニウムは軽くて丈夫な素材ですが、湿気の多い環境では錆びやすい性質もあります。
白錆とは、アルミニウムの表面にできる白いシミのことです。これはアルミニウムが空気中の酸素と反応してできる酸化被膜と呼ばれるものです。普段はこの酸化被膜によってアルミニウムが守られているのですが、湿気の多い梅雨時期や雨の日には、酸化被膜が劣化しやすくなります。
アルミニウムの酸化被膜が劣化すると、白錆が発生してしまいます。この白錆は見た目も悪く、車のルーフレールを錆びたように見せてしまいます。
CX-8のルーフレール白錆の除去方法
用意するもの
CX-8のルーフレールの白錆を除去する方法は、DIYで比較的簡単に行うことができます。必要な道具も安価に購入できます。
スポンジやすり(320番、600番、1000番)
白錆を磨き落とすために使用します。スポンジやすりには番号がついており、細かい番号ほど磨き目が細かくなります。
マスキングテープ
ルーフレール以外の車体部分を保護するために、マスキングテープを使用して覆いましょう。これにより、作業中に車体に傷がつくのを防ぐことができます。
水・バケツ
スポンジやすりを水につけて使用します。水入れのバケツ等を準備しておきましょう。
タオル
水を含んで磨きをかけていくため、仕上がりを見る際にタオルでふきとって確認します
コーティング剤
白錆除去後にコーティング剤を散布しておくと白錆予防に役立ちます。
手順① 洗車
白錆の除去に取り掛かる前に、ルーフレールを洗車しましょう。表面に砂や小石などの粒子を付着していると磨きをかけた際に返って傷がつくリスクがあります。洗車した後に、作業するのがベストですが、時間を要すので、ルーフレールだけでもしっかり洗って作業に入ることをお勧めします。
手順② マスキング
マスキングテープを使って、ルーフレールの周囲を丁寧にマスキングします。テープを貼る際には、ルーフレールと車体との間に隙間ができないように注意しましょう。
マスキングが完了したら、ルーフレールの除去作業に取り掛かる準備が整いました。
手順③ 白錆除去(800-1000磨き)
最初に800-1000番のスポンジやすりを使います。作業する際には目立たないところで傷が入り過ぎないか試してみてください。
スポンジを水につけ、白錆の表面を軽く磨きます。軽い力で均一に磨くことが大事です。一方向に一定の圧力をかけて磨くようにしましょう。水を使用して磨くことで、やすりとルーフレールの摩擦を軽減し、作業効率を上げることができます。磨いていくと目詰まりしていきますが、水で汚れを落としながら進めます。
水分がついていると白錆が落ちたか分かりづらいので、乾いたタオルで拭き取り状態を確認していきます。白錆が概ね除去できてれば、次の手順は仕上げ磨きに入ります。
もし、白錆が頑固な場合は800番ではなく320-600で磨いてみてください。目が荒い分仕上げ磨きも必要です。800番、1000番と段階的に目を細くしていきます。
作業は2本のルーフレールを一気にやってもいいですが、時間が結構かかりますので、1本ずつ仕上げていくなど気長にやりましょう。
手順④ 仕上げ(1000-1500磨き)
次に、より細かい磨き目の1000-1500のスポンジやすりを使い再度磨きます。白錆のほとんどが取り除かれ、ルーフレールの表面が滑らかになっていきます。仕上げ方法は除去と同じ手順です。水分を含んだスポンジやすりで均一に同じ力で磨き上げていきます。
表面の微細な傷を取り除き、ルーフレールをツルツルとした状態に仕上がっていきます。
手順⑤ コーティング
白錆の予防には定期的なメンテナンスが必要になりますが、ワックスやコーティング剤を使用して保護膜を作ることで、水滴や雨水がルーフレールに付着しにくくなり、白錆の発生を防ぐことができます。スプレーして綺麗な布で拭き取りながら、コーティング材を染み込ませます。
完成!新車のように輝くルーフレールに復活です!
まとめ
CX-8のルーフレールに発生する白錆は、梅雨時期に特に注意が必要です。湿度や雨水が原因となり、車の見た目にも影響が出てしまいます。しかし、白錆の除去方法や予防策を知っていれば、どなたでも対策を取ることができます。定期的にお手入れしてルーフレールをキレイに保ちましょう。
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