今や全国にある家系ラーメン。近所や職場の周辺で、いただくようになってから、なるべくして病みつきになってしまいました。
1杯いただくたびに、頭の中でうんちくを並べ・・次の味を求めては、週末に徘徊してきた記録です。家系をこれから味わう方に向けて綴ります。
ルーツは家系総本山 吉村家
さて、最初に訪れてたのは、「近藤家 本店」。このお店、家系総本山の「吉村家」で修行され、横浜の広範囲でよく目にする「横濱家」の立ち上げにも関わってきた、近藤健一氏のお店。ラーメンの味わいはもちろんですが、歴史を追うのも家系の楽しみの一つですね。
目立つ黄色の看板。駐車場は周辺にもあるようです。運良くお店の前の駐車場に車をイン。駐車場はやや狭い・・運がよかったのか、他のみなさんが敬遠されているのか。駐車場の有無のチェックは大事ですね。
さて、早速ご来店の上、食券を買います。注文はラーメン(普通)+半ライスにしています。初回来店は標準で味わい、リピートする時にお好みを変えるようにしています。ライスは家系では儀礼ともいえ、スープの浸る海苔をライスにかぶせていただくのが至極です。
到着は半ライスから。でも頂きません。箸をとってお茶碗の上に横スタンバイ。
家系=横濱家ではない
そうこうしていると丼が到着。蓮華でスープを一口。
油がよく浮いているのですが、なんともあっさりとしていて意外。豚骨と鶏ガラの配分がいわゆるでないかもしれません。横濱家=家系と思っているとなかなかのGAPです。極力平静を保ちます。
麺は中太麺の酒井製麺。堅さは普通にしていますが、少し硬めに上げられていました。食べ進めてちょうどよい、食感になるのを計算しているのかと(きっと。)
チャーシューはホロホロしたものではなく、食べ応えありで味付けもあっさりめ。こうなると、海苔巻きライスには、少しスープとにんにく・豆板醤でいただくことにしました。
美味しかったです。しかし・・・このGAPはなんとも妙な感覚でした。修行がたりないようです。
そして伝説へ・・
後日談。「吉村家」の創業当時の味を維持しているのが「近藤家」なのだそうです。様々なお店を立ち上げた創業者が行き着いたのは、新しい味ではなく、原点回帰だったのかもしれません。歴史的な納得感を感じずには入られませんでした。ご馳走様でした。