今回は「魂心家 あざみ野店」のご紹介です。最初に言っておくと、このお店、何度も足を運んでいるお気に入り店です。
地方新幹線出張の折、新横浜から市営地下鉄であざみ野で時計をちらり。
すでに道中 檸檬堂で満たされつつも22時からのお夜食タイムで大変お世話になっている次第です。
独自の流派 壱系の中核店 魂心家
さて、魂心家は、家系総本山の吉村家直系とは異なる、いわゆる壱系と呼ばれる系統であり、本家 壱六家からのれん分け店です。
トイダックという元々ゲームショップをおこなっていた会社が、のれん分けを受けフード事業として、壱七家を開始。同社の姉妹店として魂心家が誕生。いまや全国展開(九州を除く)しており、あざみ野店は2012年開店となっています。
あざみ野駅東口に降り立ち、新横浜元石川線をたまプラーザ方面に歩くと、やんちゃな看板がその存在を示してくれます。建物の裏手にテナント共同の駐車場があります。空いてない場合は駅周辺の駐車場利用ですね。
いただく心が沸き立つのが魂心家スタイル
夜目の時間でも繁盛している様子。店内にはライスの食べ方指南があり、セルフでお釜からライスがいただけるスタイル。
うーむ、大変そそられます。早る気持ちを抑えて、ラーメン並、お好みは普通を注文します。
カウンターには、生姜、にんにくおろし、豆板醤、ごま、コショウといったセットがあります。きざみ玉ねぎやキューちゃんなどはなしですね。
そうして店内眺めているうちに、丼着。
ぱっと見 直系と明らかに違う、白濁色のクリーミーな豚骨スープが特長。
これぞ壱系。
しかしながら家系らしい醤油豚骨の癖になる味わいはしっかり。
麺は特注の中太麺で、よくスープが絡み、もっちりしていて、美味しいです。
スープの温度熱め、食すスピードから考えると、今日は麺固めにしたほうがよかったかもと。
郷に入っては郷に従う。それがライス。
そしてライスの食べ方指南に従うのも一つの楽しみ。
- まず始めに、のりをスープに染み込ませ、ごはんの上に乗せる。そこへコショウをふってライスに巻いていただく。
- それから、豆板醤をライスに軽くぬり、のりにスープを染み込ませて、ライスを再び巻いていただく。
- 最後に、ライスを半分ぐらい減らして、にんにく、豆板醤、スープをかけておじやにしていただく。
郷に入っては郷に従えとはこのことです。
そんなこんなで、最後の一滴までいただき、今日もまくり券をいただくのでした。
家系は時代を超える
昨今資本系とよばれる多店舗・セントラルキッチン路線のお店が増えてきており、賛否あります。魂心家もその中の一つですが、お客の舌を捉えた良店といえるお店だと思います。
今後も長く続けてほしいですし、通わせていただきたいと思います。
ご馳走様でした。