
鷺沼再開発は2027年には駅前街区、2030年には北街区が竣工します。現在フレル鷺沼の第二駐車場には再開発工事の間に営業する東急ストアの仮設店舗が建設中となっており、2024年にはいよいよ駅前街区の開発が着工となります。鷺沼住民はこれからの街の変化に期待を寄せる一方で、再開発を機に移住を検討している人も少なくないと思われます。再開発によって鷺沼の地価が上昇し、マンションや土地の価値が上がれば将来の安定資産になります。買う人も売る人にも地価の上昇は大きなメリットになり得るのです。
この記事の内容
鷺沼の地価は上昇し続けている
鷺沼再開発のニュース発信されたのが平成28年。それまで横ばいだった鷺沼の地価が上昇しはじめました。令和5年7月の調査では、驚くことに13.9%の上昇が確認されています。再開発の進捗と相まって、鷺沼の地価は今後も上昇すると期待されています。

地価上昇につながる鷺沼再開発
一般的に再開発された地域周辺の地価は上昇するとされています。地価はその土地の供給に対して需要が上回ることで変動していきます。数少ない物件に対して見込み客が多いと土地は高く売れ、今後売り出す土地や不動産価格もあがっていくのです。再開発の内容が需要を高められるかがポイントになります。鷺沼再開発ではどんなことが需要を高めるポイントになるでしょうか。
1. 商業施設の充実
鷺沼再開発により商業施設の充実が予定されています。商業施設が充実することにより利便性を求めて移住ニーズが増していきます。また商業施設は再開発エリア周辺の人たちの買い物や働く人を集客することになり、街全体の活性化につながります。

2.タワーマンション効果
タワーマンションが立つとその駅の知名度や認知、賑わいが生まれることで沿線の価値が上がると言われています。鷺沼再開発で駅前に2棟のタワーマンション建設が予定されており、遠方からタワーマンションが臨み街のランドマークになることでしょう。

3.区役所・公民館・図書館の移転
駅前に公共施設が近くにあることで区役所や図書館は昼間での来訪者が見込まれますし、公民館(ホール)は催事での団体来訪が想定されます。常に人が行き交うことで様々な恩恵が見込まれます。

4.大学誘致
日本精工鷺沼運動場の跡地に昭和大学鷺沼キャンパス誕生予定です。学生で賑わう新たな街の姿が期待されます。

鷺沼はベッドタウンの色が強く、昼間は閑散とすることから、飲食店をはじめ商業が定着しにくい点がありました。再開発後は人口も増え、働きに出る人も多くなりますが、公共施設への来訪、通学などで周辺から人が集まるようになり、人の回遊が生まれることになりそうです。
鷺沼の新築マンション
鷺沼再開発を売り文句に鷺沼の新築マンション建設がますます進んでいます。
地価上昇率の高い小台1丁目のザ・パークハウス 鷺沼、駅徒歩6分の鷺沼1丁目 ドレッセ鷺沼レジデンス、たまプラーザ近接のバウス鷺沼Hills。価格帯は6000万円〜9000万円台とかなりの高額マンションとなっています。
鷺沼の人気中古マンション
鷺沼の中古マンションは人気で値崩れしづらく、資産性の高い物件が多いです。20年近く経過したマンションでは、新築当初の価格同等以上で取引されており、5,000万円超の物件もざらにあります。
鷺沼の中古マンション相場
マンション名 | エリア | 新築年 | 中古時価 |
ドレッセ鷺沼 | 小台1丁目 | 2003年分譲 | 5,460万円 |
東急ドエルファーレ鷺沼 | 小台1丁目 | 1999年分譲 | 5,180万円 |
鷺沼ガーデンハウス | 土橋3丁目 | 1996年分譲 | 5,180万円 |
イトーピア鷺沼グランフォート | 鷺沼3丁目 | 1997年分譲 | 5,250万円 |
鷺沼の売り出し中の中古マンション
まとめ
鷺沼再開発がもたらす地価上昇の波。2027年と2030年の竣工スケジュールを狙った、新築マンションの建設ラッシュ。鷺沼は大きな変化点を迎えています。首都圏全体で上昇している地価は、円安と物価上昇により海外から見るとまだまだ割安だと言われています。不動産価格全体が上昇する中、鷺沼は再開発というビッグイベントにのって今後も地価上昇は続くと見られています。しかし、金利上昇により今後の住宅ローンの利率も上昇する懸念は拭えません。そのような状況の中、現在鷺沼に住んでいる方は今が住み替え時なのかもしれません。高く売って、新たな住まい購入の決断時かもしれません。反対にこれから鷺沼に住まいを検討している方にとっては今買っても、地価上昇が見込まれることから、資産価値は当面下がらないでしょう。買う人・売る人それぞれにメリットがある時期ですから、未来を見据え、理想の住まいを見つけていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!
